インターネット広告

【注目】YouTubeショート広告で企業の成果をUP

「YouTubeショート」とは、YouTubeプラットフォームにおいて60秒以内の縦型フォーマットのショート動画を投稿するための機能です。
この機能の導入により、ユーザーは短くて魅力的なコンテンツを手軽に楽しむことができるようになりました。
2022年5月以降、YouTubeはショート動画配信面に広告出稿のオプションを公開しました。
1日300億ビューを越えるYouTubeショートは、設定済YouTube動画広告を使って配信できる手軽さに加え、Instagram、TikTokの動画広告を流用できます。自社サービスとの適正を複数媒体で比較検討している方におすすめです。
この記事では、YouTubeショート広告に焦点を当て、広告を検討している企業担当者に向けた解説を行います。

YouTubeショート広告の基本的な特徴、メリットや注意点について詳しく説明します。

YouTubeショートとは?

YouTubeショートは、最大60秒までの短縮動画を作成し、YouTube上で投稿できる機能です。
スマートフォンユーザー向けにわかりやすく設計されており、YouTubeの対象動画から音楽や音声を使って、独自のクリエイティブな動画を簡単に作成できます。

投稿されたショート動画は、YouTubeのホームページや専用のショートタブ、さらには動画を投稿したチャンネルのホームページに表示されます。これにより、短期間の視聴者にリーチすることが可能になります。

Googleの発表によると、YouTubeショートの月間視聴者数は約15億人に上り、1日あたりの再生回数は30億回を超えています。(2022年6月時点)。
このように、YouTubeショートは、動画コンテンツの作成と配信の手軽さ、そして広範な視聴者へのリーチのポイントで、特に注目すべきプラットフォームです。

Instagramリールとの違い

Instagramのリール動画は、主に15秒または30秒の短いフォーマットで制作されます。

総務省の調査によると、Instagramの利用者層は女性が多く、 特に10代から40代の女性ユーザーの利用率は50%を超えています。この層を対象としたマーケティングに非常に効果的のため、女性向けの製品やサービスを持つ企業は、Instagramにショート動画広告を配信しましょう。

TikTokとの違い

YouTubeとTikTokの最大の違いは、利用するユーザーの年齢層にあります。
YouTubeは幅広い年齢層で利用されているのに対し、TikTokは10代〜20代の若い世代を中心に多く視聴されています。
商品・サービスのターゲットが幅広い世代である場合は、YouTubeを利用する方が効果が高いでしょう。

YouTubeショートの広告とは

YouTubeショートには、2022年5月24日から動画広告を出稿できるようになりました。
地域やユーザーの行動傾向、興味・関心などから自社のターゲット層へ、的確にアプローチできることがポイントです。

ユーザーがショート動画をスクロールしていると広告動画が現れる仕様です。

さらに、ユーザーはアプリでYouTubeショートの広告をタップしても、ブラウザに切り替わることなく、アプリ内で広告の商品が表示されます。

YouTubeショート広告の特徴

YouTubeショート広告の主な特徴について解説します。

ユーザーの数が増え続けており成長している

YouTubeショートは、2021年7月にスタートしてからの1年間で、非常に速いスピードで400%の成長を遂げました。YouTubeショートがここまで成長した理由の一つは、使いやすさです。でも誰でも簡単に動画を投稿できるので、多くの人に利用されています。

このような背景から、これからもYouTubeショートの利用者は増え続けると考えられます。簡単に使えることと、すでに人気のあるYouTubeというプラットフォームがあるため、YouTubeショートは今後もどんどん成長し、さらに多くのユーザーに広まるでしょう。

スマートフォンに適した、縦長の形式の広告を掲載できる

スマートフォンの画面は縦長の形状ですが、YouTubeショート広告は、画面全体を使った縦型の動画を配信することが可能です。また、通常の広告とは異なり、一般のクリエイターが投稿するようなスタイルの動画で広告を作成し配信することもできます。広告らしくなく、とりあえず自然でクリエイティブなコンテンツになるため、視聴者にとって広告という印象が薄れ、より自然にコンテンツに没入することが可能になります。

Google広告のターゲティングを利用できる

Google広告を使うと、二つの方法で目標を絞って広告を出すことができます。一つ目の方法は、「顕在層」に焦点を当てることです。これは、すでにある製品やサービスに興味があるユーザーに配信することです。
もう一つの方法は、「潜在層」に焦点を当てる方法です。 これは、まだ製品やサービスについて積極的に考えていないユーザーですが、将来興味を持ちそうな人たちにターゲティングを利用することが可能です。

このようにGoogle広告を使えば、広告を見せたい特定のユーザーにしっかりと届けることができます。
これにより、広告の効果が高まり、より多くの人に自分の広告を見てもらえることが期待できます。

YouTubeショートの動画広告タイプ

YouTubeショート広告は、ショート動画の合間に動画広告がはさまれて視聴される仕組みで、広告のタイプは以下3種類があげられます。

動画キャンペーン

動画キャンペーンとは、商品やサービスを買ってもらうことを目的とした動画広告のことです。
この広告で作る動画は、10秒から60秒の長さが一般的で、画面の形(アスペクト比)に特に制限はありません。

動画広告を一つ作って配信すれば、自動的にたくさん場所で見てもらえます。
これは、YouTubeだけでなく、Googleが提携している他のウェブサイトやアプリにも広告が表示されるそのため、たくさんの人が広告を見ることになります。

この広告を使って、商品の紹介や実際に使っている様子を見せることができます。
そして、その動画から直接ECサイトへ移動して、商品を買ってもらうように誘導することもできます。
これにより、視聴者が動画を見た後すぐに商品を購入することが可能になります。

アプリキャンペーン

アプリキャンペーンは、商品やサービスを売るためではなく、自社のアプリをダウンロードしてもらうことを目的とした動画広告です。この広告は、アプリを使ってECサイトの人を誘導したり、アプリ内での有料サービスを利用してもらうことを目指しています。

このタイプの広告では、新しい動画をわざわざ作る必要はありません。Google PlayやApp Storeのあるアプリの情報を元に、Googleが自動で広告動画を​​作成します。フォーマットに合わせた最適化が行われ、広告を設定する際の手間が省けます。

P-MAX キャンペーン

P-MAXキャンペーンは、Google広告の中で一つのキャンペーンを作るだけで、Googleのあらゆる広告スペースに広告を配信できるというものです。これにより、YouTube、Googleディスプレイネットワーク、検索広告、Gmail 、Googleマップなど、Googleの様々な場所で作成した広告が表示され、より多くの方に届きます。

また、このキャンペーンで10秒未満の縦型の動画を提出すると、自動的にYouTubeショートにも配信されます。 ただし、この形式以外の動画を提出した場合は、YouTubeショートで表示されることはないようです。

YouTubeショートに広告を出すメリット

YouTubeショートに広告を出す主なメリットを解説します。

新たなユーザーにリーチできる

YouTubeは、TikTokやInstagramと比較すると、若者だけではなく幅広い年齢層に利用されている動画プラットフォームです。

この「ショート」のセクションでは、タブをタップするだけですぐに動画が再生されるので、通常のYouTube動画はサムネイルから選択して見るステップがありますが、ショート動画ではそのステップがありません。

このように視聴の仕方が違うため、従来のYouTube動画広告では目立たなかったユーザーにも情報を届けるチャンスがあります。 また、YouTubeショートの広告を出す手順は通常のYouTube動画広告と同じで、手軽に広告のリーチを広げることができるので、企業にとっては大きなメリットがあると言えます。

今後も成長する可能性が大

YouTubeショートは、広告として非常に大きな伸びしろが期待できます。ビデオソリューション会社「株式会社エビリー」の調査によると、2021年1月にはYouTubeショートの投稿数は約8,300本で、この時点ではYouTubeの全動画の中での割合はわずか1.26%に過ぎませんでした。しかし、2022年12月までには投稿数が約8万8,000本に増加し、YouTube全体の動画の中での割合も10.52%に上昇しました。これは、わずか2年で月間投稿数が約10倍に増加したことを意味し、YouTubeでの短い動画の重要性が前向きであることを示しています。

さらに、ユーザーも「タイパ(時間効率性)」を重視する傾向があり、短い時間で情報を得られるショート動画の人気が注目されています。そのため、縦型のショート動画の広告スペースは、将来的に大きく成長する可能性があると考えられます。

YouTubeショートに広告を出す注意点

続いて、YouTubeショート広告を出す際に気を付けるべき注意点について解説します。

YouTubeショート面のみに絞って広告配信ができない

2023年1月では、YouTubeショート専用の広告枠を個別に選ぶことはできないので、この点には注意が必要です。 もしあなたがYouTubeショート専用広告を表示させたいと思っていても、実際には通常YouTubeの動画ページにも広告が表示される可能性があります。

YouTubeショート面のみに絞って広告配信結果を確認できない

2023年1月の時点で、YouTubeショートに特化したデータを、管理画面やレポート上で確認することはできません(Googleのヘルプページで確認されています)。
YouTubeショート専用の成果数値を別途状態把握する機能がまだ提供されていないためです。

パソコンのブラウザからは見れない

YouTubeショートの広告は、スマートフォンを使っていると見ることが可能ですが、パソコンを使ってウェブブラウザでYouTubeを閲覧している場合、これらの広告は表示されません。モバイル専用のフォーマットであり、スマートフォンのユーザーをターゲットにしているため、パソコンで使用する場合にはこれらの特別なショート広告は視聴できないのです。今後、変わる可能性はありますが、現状は、YouTubeショート広告を活用する際は、主にスマートフォンを使うユーザーに向けた広告戦略を考える必要があります。

YouTubeショートを広告積極的に活用しよう

この記事では、YouTubeショート広告について詳しく説明しました。
YouTubeショートは今後も成長が予想されるプラットフォームで、新しいタイプの広告スペースとして注目されています。 YouTubeショートは、特にスマートフォンユーザーに人気の高いプラットフォームであり、より多くのユーザーにリーチする絶好のチャンスを提供します。
今後のマーケティングプランに関して、YouTubeショートを活用して、より多くの人にあなたの広告を配信してみませんか?

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