最近では、企業や店舗のInstagramアカウントが増えてきており、これからアカウントを開設しようと考えている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、Instagramを運用する上で必ず押さえておきたいコツを解説します。合わせて注意点も解説しているので、これからInstagramの運用を検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
Instagram運用はビジネスにおいて重要?
Instagramは、画像や動画がメインとなるSNSです。世界中に多くのユーザーが存在し、日本だけでも6,000万人を超えていると言われています。このInstagramでは、フィード投稿に加えて24時間限定で表示されるストーリーズやショート動画を投稿できるリール、検索からショッピング、ライブ配信などの様々な機能を利用できます。
個人がプライベートで楽しむイメージが強いですが、こういった機能はビジネスにおいても活用しやすく、ブランディングや売上の向上などに役立ちます。また、ユーザーのビジネスアカウントのフォロー率は90%に登ります。そのため、Instagramの運用は、多くのユーザーに自社の商品やサービスを知ってもらうための非常に有効な手段だと言えるでしょう。
Instagram運用前にやるべきこと
Instagramの運用を始める前に、まずやるべき2つのことがあります。それぞれ詳しく解説するので、運用に向けて準備しましょう。
運用目的とターゲットの選定
まずは、Instagramを運用する目的とターゲットを選定しましょう。目的によって狙うターゲットや行うべき施策が変化するからです。
Instagramを運用する目的としては、集客やブランディング、売上・フォロワー増加などが挙げられます。企業や店舗ごとの課題を洗い出し、Instagramを運用することで達成したいことを目的として設定してみましょう。
ターゲットは、以下のような観点から1人のユーザー像に絞っていきます。より具体化することでターゲットが求めていることがイメージしやすくなり、一貫性のある投稿が行えます。
- 年齢
- 性別
- 住まい
- 職業
- 悩み
- 興味・関心のあること
このように、目的とターゲットを選定することで、「誰に向けてどんな投稿を行うか」が明確になっていきます。よりユーザーに刺さる投稿を行うためには欠かせない大事な要素と言えるでしょう。
正しいアカウント設計
Instagramを運用するには、正しいアカウント設計が必要です。投稿を見たユーザーが興味を惹かれるようなアカウントにしなければフォロワーは増えず、商品の購入やサービスの利用には繋がりません。まずは、インサイトの閲覧や広告掲載などの機能が利用できるビジネスアカウントに切り替え、プロフィールを充実させましょう。誰に向けてどんな情報を発信しているのかを分かりやすく記載することがポイントです。
ここでは、正しいアカウント設計のために必要なことについて詳しく見ていきます。
世界観や雰囲気の統一
フォロワーを増やしていくには、アカウントの世界観や雰囲気を統一させることが大切です。運用目的とターゲットを選定できたら、どんな世界観で情報発信するのか決めましょう。世界観は、投稿の色合いやデザインだけでなく、内容の方向性にも影響します。プロフィールや投稿内容が一貫していると、フォロワーにとって魅力的で信頼されやすいアカウントになり、フォロワーを増やしやすくなります。
競合との差別化
Instagram上には利用者の数だけアカウントが存在するため、ユーザーは気に入ったアカウントを厳選してフォローします。そのため、競合となるアカウントとの差別化が非常に重要です。たとえば、「20代OLが選ぶコスメ」といったキャラクター設定や、化粧品を紹介するアカウントの中でもスキンケアに特化するなど、競合にはないオリジナルコンテンツの提供が求められます。差別化できるポイントはアカウントのジャンルによっても異なるため、同じジャンルにどのようなアカウントがあるのか事前に調査しておくとよいでしょう。
ユーザーへのメリットの明確化
このアカウントをフォローすることで、ユーザーにどんなメリットがあるのかを明確にしましょう。たとえば、役立つ情報や楽しめるコンテンツ、フォロワー限定特典など、ユーザーにとってのメリットを分かりやすく伝えることが大切です。ユーザーが「このアカウントをフォローすると得をする」と感じればフォローに繋がり、さらに他のユーザーに拡散してもらえる可能性が高まります。「誰に向けてどんな情報を発信しているか」が一目で分かるように、アカウントのプロフィールにメリットやコンセプトを記載しましょう。
Instagram運用を成功させる5つのコツ
Instagramの運用では、ただ投稿するだけではフォロワーが増えずに伸び悩むケースが少なくありません。しっかり成果に繋げるには、Instagramのアルゴリズムをしっかり理解し、ストーリーズやリールなどの機能も活用していく必要があります。
この章では、Instagramの運用を成功させるための5つのコツを紹介します。ぜひ積極的に実践してみてください。
Instagramのアルゴリズムを理解する
Instagramの運用には、アルゴリズムをしっかり理解しておく必要があります。
フィード投稿や発見タブは、公式ページでも解説されているように、アルゴリズムのルールによって表示される順番が定められています。
フィードやストーリーズ、発見タブ、リール、検索の機能ごとに独自のアルゴリズムが使われているため、それぞれしっかり理解して上手に使い分けていくことでエンゲージメントを高められます。公式の情報は隅々までチェックし、アルゴリズムを把握しておきましょう。
フォロワーが増える仕組み
Instagramでフォロワーを増やすために、アカウントがフォローされるまでの一般的な流れを把握しておきましょう。ユーザーは、以下のような行動でアカウントのフォローへと辿り着きます。
- 検索やハッシュタグ、発見タブ、おすすめから投稿を発見
- 興味を持った投稿のプロフィールへ移動
- プロフィール内容を見てフォロー
このように、ユーザーが自ら検索することもあれば、発見タブにおすすめとして表示されてフォローまで辿り着くこともあります。つまり、いかに「ユーザーに投稿を表示させるか」が重要です。
ストーリーズやリールを活用する
フィード投稿に加えて、ストーリーズやリール投稿も積極的に活用しましょう。
ストーリーズには質問やアンケート機能などが備え付けられており、フォロワーとコミュニケーションを取るためには欠かせないツールです。質問を集めて回答したり、アンケート結果をシェアすることでフォロワーにとっても有益な情報を得られる手段となります。
また、リールはフォローしていないアカウントのものが表示されるケースが多いため、新規顧客の獲得や自社の商品・サービスの認知拡大に効果的です。
適切なハッシュタグとメンション・タグ付けする
投稿にハッシュタグを付けることで、フォロワー以外のユーザーへのアプローチに役立ちます。ハッシュタグは、たくさん付けるよりも投稿内容に関連するキーワードを選定することが大切です。投稿とは関連性のないハッシュタグを付けてしまうと、投稿の表示が制限されることがあるため、必要最低限に抑えるように注意しましょう。
また、投稿にメンションやタグ付けすることで、ユーザーをアカウントのプロフィールへ誘導しやすいです。アカウントをフォローしてもらうにはプロフィールへ移遷してもらう必要があるため、こちらも忘れずに追加しましょう。
フォロワーとコミュニケーションを取る
Instagramの運用では、フォロワーと積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。投稿するだけではなく、フォロワーからのコメントやメッセージに返信したり、投稿に「いいね」やコメントすることでフォロワーとの信頼関係を築けます。
また、フォロワーに投稿を表示させやすくするために、直近でどれだけやり取りがあったかが重視されます。できるだけ多くのフォロワーに投稿を見てもらうためにも、コミュニケーションは積極的に取っていきましょう。
トレンドを取り入れながら投稿を継続する
Instagramでは、流行の話題やハッシュタグを活用すると、多くのユーザーに見てもらいやすくなります。トレンドに沿って投稿することでアカウントの注目度が高まり、新規フォロワーを増やすチャンスが広がります。また、定期的に投稿を続けていくことで、フォロワーの関心を維持することができます。トレンドを上手に取り入れながら、投稿を続けることが大切です。
Instagram運用には分析・改善が欠かせない!
Instagramを効果的に運用するためには、定期的な分析と改善が不可欠です。分析を通じて、何がうまくいっているのか、どこを改善すべきか理解し、勝ちパターンを見つけていきましょう。この章では、Instagramの運用において重要な分析・改善について詳しく解説していきます。
絶対に見るべき3つのKPI
Instagramの運用において、絶対に見るべきKPIとして以下の3つが挙げられます。
- エンゲージメント率:いいねやコメント、保存、シェアなど、ユーザーが投稿に対してどれだけ反応しているかを示す指標です。高いエンゲージメント率は、コンテンツがユーザーにとって魅力的であることを示し、アカウントの信頼性や影響力の向上にも繋がります。これを定期的にチェックすることで、どの投稿が最も効果的か、ユーザーがどのような内容に興味を持っているかを把握できます。
- リーチ数:投稿を見たユーザーの総数を示す指標です。リーチが広がるほど多くの人にアカウントが認知されることになり、新規フォロワー獲得のチャンスが増えます。リーチ数が伸びている場合、投稿内容やタイミングが適切であったことを示しており、逆に伸び悩んでいる場合は改善が必要と言えます。
- フォロー率:投稿やアカウントを見たユーザーのうち、実際にフォローした数を示します。フォロー率が高い場合、投稿内容がユーザーにとって有益かつ魅力的であるということを意味します。フォロー率を向上させるには、プロフィールの見直しや投稿内容の一貫性を意識し、ユーザーに価値を提供できるようなアプローチを考えることが重要です。
このように、この3つのKPIはInstagramの運用には欠かせない大事な要素となります。
これらのKPIに基づいて投稿内容や運用戦略を見直すことで、運用の成果を最大化していくことができるため、定期的に確認するようにしましょう。
インサイトの確認方法
Instagramには「インサイト」という分析ツールがあり、これを使って自社の投稿やアカウント全体のパフォーマンスを確認することができます。インサイトは、アプリ内で簡単にアクセスできるので、定期的にチェックする習慣をつけましょう。
投稿の分析
インサイトでは、各投稿ごとにどれだけの反応があったかを確認できます。
ここでは、いいねやコメント・保存数、リーチ数やプロフィールへのアクセス、フォロー数などが確認できます。どの投稿がフォロワーに人気だったのか、反応が良かった投稿の特徴は何かを分析しましょう。分析結果を次の投稿に生かすことで、より効果的な運用が可能となります。
アカウント全体の分析
投稿だけでなく、アカウント全体のパフォーマンスも確認しましょう。たとえば、フォロワーの増減やどの時間帯にリーチが増えているのかなどを確認し、アカウントの運用方針を見直す材料にします。アカウント全体のパフォーマンスを分析することで、アカウントとしての戦略を改善するために役立てましょう。
Instagram運用の注意点
nstagramを効果的に運用するためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。成果を出すには欠かせないことばかりなので、必ず押さえておきましょう。
この章では、Instagramを運用する上での4つの注意点を紹介します。
ターゲットがInstagramを利用しているか
まず注意すべきは、ターゲット層がInstagramを利用しているかどうかです。すべての年代の人たちがInstagramを利用しているわけではないため、運用前にターゲット層のSNS利用状況を調査しましょう。以下は、総務省によるSNSの利用率を年代別に表した表です。
Instagramの利用者は、10代から20代が70%と最も多く、年代が上がっていくにつれて利用率が下がっていることが分かります。つまり、10代や20代を中心とした若年層をターゲットとするならInstagramが向いていると言えるでしょう。
また、Instagramは画像や動画をメインとするSNSなので、年代だけでなくジャンルによっても向き不向きがあります。たとえば、アパレルや美容、飲食系サービスは画像や動画によってアピールしやすい傾向です。
継続的にコンテンツを投稿する必要がある
nstagramの運用を成功させるには、継続的にコンテンツを投稿することが不可欠です。不定期に投稿するだけではフォロワーの興味を引き続けるのは難しく、投稿数が少なすぎるとユーザーにメリットを感じてもらえずにフォローを外されてしまう可能性があります。事前に投稿スケジュールを立てて、計画的に運用を進めていくことが大切です。継続的にコンテンツを発信できるジャンルかどうか、どんな投稿ができるのかも想定しておきましょう。
ハッシュタグに捉われ過ぎない
ハッシュタグは投稿を拡散するために効果的な手段ですが、これに頼りすぎると危険です。ハッシュタグに捉われすぎると、コンテンツの質やブランドのメッセージが疎かになることがあります。ハッシュタグはあくまで補助的なツールとして活用し、コンテンツの価値をしっかりと伝えることに注力しましょう。
定期的にアンバサダーやキャンペーンを取り入れる
定期的にアンバサダーやキャンペーンを取り入れることも、Instagramの運用に有効な戦略の1つです。アンバサダーを通じてブランドの信頼性を高め、キャンペーンを活用してフォロワーのエンゲージメントを高めることができます。定期的に実施することで、フォロワーとの繋がりが強化され、エンタメとして楽しんでもらいながらUGCの獲得にも大きく役立ちます。ブランドの認知度の向上や新規フォロワーの獲得にも繋がるので、効率良く集客するために積極的に取り入れていくことをおすすめします。
Instagramの運用はクラウドアシスタント
Instagramは、フィード投稿に加えてストーリーズやリールなど、ビジネスにおいても活用しやすい機能がたくさんあります。そのため、しっかり手順を踏んで正しく運用すれば、企業やブランドの認知拡大から集客・売り上げ向上へと繋げることができます。まずは運用目的とターゲットを決めて、具体的な戦略を立てていきましょう。
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